診察用飛沫防止パネルをつくってみました

誰でも簡単につくれます。
ホームセンターで資材がそろう、診察用飛沫防止パーテーションをつくってみました。
診察における飛沫防止パーテーションはありそうでありません。

そこで、「簡単に」「誰でも」「安価に」つくれるパーテーションをこちらに記載しますので、近所の医療従事者のために、つくってみてください。すべてホームセンターで揃う資材です。工具はインパクトドライバーがあれば充分だと思います。

使い方は色々。
上下可動式なので、座っても、立っても、診察できます。
どこででも高さを止められるのが、使いやすいポイントです。

1.使用例


2人とも座ってままでの診察の場合。


患者が立って、医者が座っての診察の場合。


医者が立って、患者が座っての診察の場合。


2.資材について


A.アクリル板


本体となるアクリル板は900mm×900mmで充分かと思います。あまりに大きすぎると上下させたときにひっかかりやすくなります。
写真のアクリル板の厚さは2mmです。5mm厚のものは頑丈で見た目も良いですが、上下可動させるときに重くなりすぎます。また1mm厚のものは反りやすいので、使いにくいかもしれません。
アクリル板に開口部の穴を開けるときは少し小さめにすることがコツです。

B.フレーム

フレームは既製品のハンガーラックを使用します。キャスター付きが便利だと思います。また、重量用のものは上下させるときにボルトをボルト穴に入れ込む必要があるので、好きな高さで止めることができません。軽量用のほうが良いと思います。アクリル板の大きさに合わせてハンガーラックの幅を選びましょう。

C.開口部

手を入れる穴は排水溝カバーを使用します。大きめのものが良いと思いますが、既製品のものは直径が135mm、145mm、150mm程度のものが一般的なようです。また、アクリル板に引っ付けるため、付けやすい形状になっているものがよいと思います。開口部はしっかりと固定することをお勧めします。

開口部に壁内外通気口のパイプをつけるとこのようになります。写真は直径100mmのもので、アームカバーを取り付けています。直径150mmのものもあるようですが、既製品のアームカバーが取り付けられないかもしれません。


のこで不要な部分を取り除きました。アクリル板とボルトでくっつけた状態です。


アームカバーを取りつけました。ひっくり返してつけると良いですね。


腕を通した状態です。完全にシャットダウンできると思います。


3.動画


使い方がわかる動画です。是非ご覧ください。



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