歯科医院の治療用椅子の張替え
【北九州市 歯科医院】
今回は歯科医院の治療用椅子の張替えのご紹介をいたします。
患者さんがイスに座る際に最初に触れるところの座部分と背部分が破れてしまったため、張替えのご依頼です。
~現地での解体~
まずは張り替えるクッション部分を外していきます。頭、背中、座面をはずした状態です。取り外したクッション部分のみ工場へ持ち帰り、張替え作業を行います。本体は歯科医院さんにこの状態で保管していただきました。歯科医院さんの営業に支障がないよう最短での納品が望まれます。
~工場での解体~
工場での作業です。張生地をはがしていきます。流線型で凹凸のあるタイプは張生地が浮かないようにボンドでしっかりと接着していますので、剥がすのが一苦労です。
強引に張生地をを剥がすとウレタンがくっついてきて、表面がガタガタになります。なので、ドライヤーで温めながらゆっくりと剥がしていきます。
非常に慎重な作業を要します。
張生地を剥がした状態です。頭の部分は比較的に簡単に剥がせました。背中と比較すると、座面は面積が大きい分、時間がかかります。
~下張り~
張生地を丁寧にはがしても、生地の裏地に少々ウレタンがくっついてきます。
背中と座面にはウレタンを1枚補充して、表面が滑らかになるよう整えていきます。
~仕上げ~
新しい生地を張っていきます。
生地が浮かないようにボンドを吹き付けて接着しながら張っていきます。
特に背中は内側に凹んでいますので、注意が必要です。
座面の破れがあった箇所には裏部分に補強をします。見えないところにもシノハラの技術を活かし、また長く使っていただけるよう努力します。
生地が貼り終わりました。急いで納品です。
現地にてクッションを取り付け、張替え完了です。
AFTER
BEFORE
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