カット椅子の張替え&修理

カットサロンの理容椅子の張替え修理のご紹介です。
約30年間使用されていて、初めての張替えとなるようです。
【北九州市 カットサロン様】


電動で昇降するタイプですが、30年も経っているとは思えないくらいまだまだしっかりと動きます。さすがMADE IN JAPANです。しかし、座面のウエッビングテープが伸び切っていて、座るとフレームに当たって痛いので、座布団を敷いて使用されていました。また、レザーが硬化して、破れが見られました。



~修理内容~


1.生地の張替え
2.ウレタンの交換
3.ウエッビングテープ(ゴム)の交換


~解体~



表面のレザーはパイプフレームに巻き付けて、マジックテープで固定されていました。簡単にとりはずことができました。



ウエッビングテープは金具で引っ掛ける仕様です。
本来はピンと張っているもので、かなりの力がないと取り外しはできないのですが、経年劣化で伸び切っていましたので、手で簡単に外せました。



ウエッビングテープを全て取り外しました。
パイプフレームに錆やほこりなどが付着していましたので、磨いてきれいにしていきます。


だいぶ輝きを取り戻しました。


~縫製~



裁断した生地です。
パーツの数は4つです非常にシンプルです。



表面の生地と裏面の生地の間にウレタンを挟んで縫いあがりました。
マジックテープの取付位置がずれないよう気を付けて仕上げています。



折り曲げるとこんな感じです。
ようやく椅子っぽくなってきました。


~仕上げ~



肘部分も張り替えていきます。
ウレタンを交換して新しいレザーを張っていきます。



ウエッビングテープを背面と座面にすべて取り付けました。取り付けには非常に力が必要です。
これでクッション性も復活しました。新しい生地を取り付けて完成です。お客様のご要望により細かいステッチを無くして、スッキリとたデザインに生まれ変わりました。


AFTER



BEFORE



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