リクライナーソファの張替え
北九州市のE様のリクライナーの張替えの実績のご案内します。
修理内容は、
1.布地の張替え
2.ウレタンの交換補修
になります。
国産のリクライニングソファで、およそ12~13年間、使用されたものです。
高さや大きさなど、使い勝手が良いということで、張替え・修理をご希望されました。
張地は、既存で今ご使用の3人掛けソファにあわせるということで、合成皮革のアイボリーに決定しました。
~ウレタン補修~
まず、最初に脚の回転盤をはずして、布地をはがします。ファスナータイプなので、簡単に布地を取り外すことが出来ました。
取り外した縫製された布地です。
経年劣化でウレタンがへたったり、くずれたりして、肘部分のパイプフレームがむき出してなっていました。
一度、すべてのウレタンをはずして、バラバラにします。
ウレタンを外した状態です。
パイプのフレームにシートをかぶせた構造となっていました。
見えないところですが、修理・補修をおこなうときは、元々のものよりも上部につくるために、パイプフレームの内側にチップウレタンが沈みこまないよう、補修していきます。
だいたい、中身の構造は予想をつけて作業を行いますが、たまに驚く構造になっているものもあります。
ウレタンの型どりです。
少し大きめにカットしていきます。
肘部分のウレタンは型崩れしないように、チップウレタンを入れて作成します。
再び、フレームにウレタンを取り付けていきます。
特に座面や肘部分はへたりがあり、パイプフレームのあたりが気になったので、チップウレタンをしっかりと補充していきます。
肘・背部分も補修してき、最後に全体のウレタンを張ります。
隙間ができないように綿などを取り付けてウレタンの交換補修が完了です。
~表面の布地の製作~
はがした布地をばらしていきます。
新しい布地の型どりをしていきます。
ばらしたパーツをひとつずつ手作業で切っていきます。
型どりした布地の裏側に綿を取り付けていきます。
布地より少し大きく綿を切っていきます。布地と綿を縫い付けていきます。
それぞれのパーツに綿を縫い付けた状態です。それぞれのパーツを縫い合わせて、表面の布地の完成です。
裏側です。
ここから仕上げの作業です。
縫製した新しい生地をかぶせていきます。
無理をするとやぶれます。
要注意。
新しい布地の取付ができました。
型がしっかりとして中身がつまっている感じです。
脚を取り付けたら、完成です。清掃もしっかりとしていきます。音や故障の原因となる問題個所をあらかじめ見つけます。
AFTER
BEFORE
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