オーダーメイドとその予算
私どもが、お客様から頂くご注文で、オーダーメイドの商品があります。
オーダーメイドの商品はお打合せが大切で、形、材質、工法、発注数量、納期、運送方法、取引条件などを主にお打合せをしてお見積りをするという形が一般的です。
しかしながら、お打合せには、たくさんの時間を要します。また、最終的にお見積りをした時点でお客様の予算より高くなり、今まで費やしてきた時間は、お互いになんだったのだろう、いったケースも少なくありません。
なぜ、このようなことがおこるのでしょう。
それは、「妥協する部分」と「妥協できない部分」をお打合せしていないからです。
最初に「妥協できない部分」をお打合せすることをお勧めします。
ほとんどのお客様で、「妥協できない部分」という点でお客様の予算があります。
この予算以上になると非常に困るといった部分が、最大の「妥協できない部分」のはずです。
「この予算で、このような形で、このような住空間を 実現したい」
実はこれだけでお打合せは終わるケースが多いのです。
そうすると後日、「この形のものをこの金額にするには、このような工法でこのような材質で・・・」といった感じで、お互いの時間を短縮した打ち合わせができるはずです。
最初に予算を言いたくない方が多いのですが、オーダーでモノをつくるときは信用がとても大切です。良いものを低コストで作るときは、駆け引きよりも信用のほうが重要であることは忘れてはいけません。
モノづくりには色々な材質や工法があります。良いモノを買う場合は、つくる人に相談しましょう。限られた条件のなかで最高のモノをつくるのが本当のプロだと思っています。