モノの値段と持続可能なモノ
機械の修理
シノハラの工場にもたくさんの機械があります。コンピューター搭載の大型機械から簡易工具まで様々です。すべてが貴重なもので、職人にとって同じものはなく、代えがたいものです。
先日、ある機械が故障しました。機械を販売している代理店Aに連絡すると古い機械なので、修理できないと言われ、新しい機械を勧められました。職人にとって道具や機械は手足のようなものなので、どんな新品なものよりも使い慣れたものの方が良いです。なんとか修理をお願いしましたが、どうしてもダメでした。
そんなとき、偶然訪れた機械販売代理店Bに聞いてみました。「やってみましょう」と言っていただきました。後日、道具と加工した部品をもって2~3時間ほどで修理完了です。感謝。感謝。本当に驚きです。
モノの値段とプライスレスのモノ
モノの値段って不思議です。
A代理店から新品を安く買うよりも
B代理店から同じモノをたとえ高く買っても、修理を行っていくほうが結果的に安いのです。
パソコンを買う時のことです。
「このパソコンが一番安いですが、中身が不明でこの店で修理できません。けれども、そっちのパソコンは高いですが、修理が可能です。どちらが良いですか?」
と、言われました。
たった今、表示されている価格と、数年間で支払う金額は、異なります。
中にはプライスレスな思い出やデータもあります。
長く付き合うモノでしたら、値段も長期的に見る必要がありますね。